特に梅雨や夏の時期になると、お部屋の湿気が気になるという方は多いのではないでしょうか。空気がジメジメしていると気分まで落ち込んでしまい、憂鬱になってしまいます。
雨が多い時期に快適に過ごすには湿気対策が一番ですが、そもそもお家の湿気というのはどこから発生するのでしょうか?そして、湿気が溜まりやすい部屋や場所の特徴とは何なのでしょうか?
家に湿気が溜まる原因は?
室内から発生する湿気
湿度の高くなる原因として良くあげられるのが、室内にある水周りです。特にお風呂や洗面所など日常的に水を使う場所は、家の中でも湿度が高くなります。お風呂にお湯を溜めっぱなしにしていたり、換気扇も稼働させずにドアを開けっぱなしにしていると家全体に湿気が回ってしまいます。入浴後はお風呂の水気がなくなるまでは換気扇をつけるのがおすすめです。
外から入ってくる湿気
外から入ってくる湿気の原因で多いのが雨水です。雨の日はただでさえ湿度が高くなりますが、家の屋根や壁にヒビがあるとそこから雨水が侵入してきます。雨水が家の中に入り込むと湿気に繋がるだけでなく、木材が濡れて建物内部が構造から傷んでしまう原因になります。
生活の中で発生する湿気
洗濯物も家の湿度を高める大きな原因です。特に雨の時期は室内干しが多くなるため、必然的に室内の湿度は高くなります。室内干しをする場合は乾燥機や除湿機を同時に動かすようにしましょう。
また、料理や観葉植物からも湿気は発生します。
湿気が溜まることによる悪影響は?
建築物環境衛生法において適正湿度は40~70%と定められており、生活する上での適正湿度は40~60%とされています。では、これらの適正湿度を超えてしまうとどのような影響が出てくるのでしょうか?
湿度が高くなりすぎると、以下のような影響が出てきます。
- カビが発生しやすくなる
- 害虫が発生しやすくなる
- 熱中症になりやすくなる
- 体のダルさを感じやすくなる
まず湿度が高くなるとカビが発生したり、ダニやムカデといった害虫が好む環境ができやすくなってしまいます。カビや害虫はアレルギーの原因にもなりますので注意が必要です。また、発汗による効果が下がって体に熱がこもることで熱中症や食欲不振といった体調不良を引き起こします。
梅雨の時期におすすめの湿気対策
今すぐできる梅雨の湿度対策には以下のようなものがあります。
- 換気をする
- 扇風機で空気を循環させる
- 換気扇を回す
- エアコンの除湿機能を使う
湿気の対策として一番大切かつ手軽なのは換気をすることです。基本的に湿気がこもってしまうのは空気の流れが止まっているからで、換気によって空気の通り道を作ることによってじめじめは解消されます。換気と同時に扇風機を使うことによってより空気が循環するのでおすすめです。
また、窓を開けられないときは換気扇やエアコンの除湿機能を使うのも効果的です。