八尾市 K様邸
既存の建物と新設の建物を寸分の狂いもなく接合するために、入念な調査と測量を行った上で、解体・切り離し工事、天候を睨みながら接合工事など、序盤は難工事の連続でした。
そんな大工事の上完成した住宅は、機能的で現代的な新築部分と、使い込まれた懐かしさが残る既存部分が融合した安らぎの住まいとなりました。
玄関から繋がるシューズクロークは、そのままキッチン裏の大収納、キッチン、そして勝手口へと、回遊できる家事動線を確立。
家の中心となるのは、21帖にもなる大きなLDKスペースです。
構造上外せなかった袖壁は、インターホンなどの操作スペースの機能を備えた上で、白いタイルで巻き、大空間のポイントとなるよう工夫しています。
そして、思い出の和室は、主な造作は元からあるものを使い、以前の雰囲気を無くさないように仕上げました。
施主さまがその和室へ入られる度に、ご両親との思い出に浸っていただけるのではないかと思っています。
住まいへの思いは本当に施主さまおひとりおひとり違うものがあります。
わたしたちはその思いにひとつひとつ向き合いながら、少しでも良い答えを出し続けていきたいと思っています。